東日本大震災から1年。生きている私たちの責務。
東日本大震災で亡くなられた御霊に、
改めて心よりご冥福をお祈りいたします。
また、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
1年前の今日、午後2時46分。
あの日から1年。黙とうし、天皇陛下のお言葉を真摯に聞かせて頂きました。
未曽有の大震災。
失われたたくさんの命。
最愛の人を失ない残された人の悲しみ。
世界中からのあたたかい支援。
揺れる自分の気持ち。
思えばこの1年、本当に「生き方」を考えさせられました。
きっと、あなたもそうだと思います。
人は忘れる生き物で、忘れることが出来るからこそ、
つらいことを溜めこまず、こうやって生きていきれるのでしょう。
でも、あの日のことは、決して忘れてはいけません。
御霊の分まで、私たちはこれからの日本の為、
私たちの子供達の為に尽くす必要があります。
時が解決してくれる。
この人間の最大の長所。
あなたは、あの日のことが風化していっているように感じませんか?
心を痛めたあの日から1年。
今日、この日をどんな気持ちでお過ごしでしょうか?
忘れる生き物=人間
でも、あの日の事は、絶対に忘れてはいけません。
忘れない努力をしなければいけません。
そして、この教訓を、必ず後世に伝えていかなければなりません。
あの震災で目に見えた「絆」
これを大切に、何かが起こったからではなく、
常に心に秘め、日頃からその絆を自然に発揮することができる。
これが私たち日本人です。
歴史を遡ってみても、どんな危機も必ず乗り越えてきた日本人。
どんな悲観の淵に立たされても、先人たちはこれを乗り越えてきました。
そして、今の日本の繁栄があるのです。
被災された方の1年経った言葉をたくさん聞きました。
みなさん必ず「希望」のお言葉を発せられていました。
そう。
悲しく、絶望的な現実に打ちひしがれても、
そこから復活出来るのが私たち日本人です。
、、、太平洋戦争、原爆投下、バブル崩壊、阪神大震災。
日本はドン底に叩きつけられても、持前の勤勉さと前向きな行動力で
みんな乗り越えてきました。
もちろん、更に遡ると、アジアの国々が植民地として
欧米に支配される中、日本は毅然とした態度で、それを退けてきました。
先人たちが今日を作るために流してきた血。
私たちに流れるその血。
私たちは、この誇り高い血を受け継いでいます。
たくさんの問題を抱える現代日本。
政治のせいにしたって、何も変わりません。
他力本願ではダメなんです。
リーダー不在の日本で、これからの子供達により良い未来を作っていく。
これは、私たち、つまり「自分がどうか」です。
厳しいことかもしれませんが、どんな悲観の淵に立たされたとしても、
それは必然があってのことかもしれません。
大切なのは、そこから「希望のシナリオ」を描くことです。
そこから、そのシナリオに基づいて、それを実行することです。
それが理屈でわかっていても、最悪の状況に立たされた時、
希望のシナリオを実行するだけの強さは私たちにはありません。
自分の可能性を閉じる選択をした方が楽だからです。
でも、あえてそこに飛び込んでいく選択が、
さくらは必要だと思っています。
ひとりひとりの思いやりが、まわりに多大な影響を与える。
この悲しい天災によって生まれた唯一の光。
それが「絆」。
「日本復活」、「御霊の想い」
そして、「輝かしい日本の未来への道」なのではないでしょうか。