授乳とバスト
残念ながら、妊娠出産は、加齢とともに
女性のボディラインを崩す大きな原因となります
特に母乳育児をするつもりだったら、
ある程度、理想のバストラインについて「割り切る」
気持ちも必要なのかもしれません
これは仕方の無いことですが、
妊娠出産した女性のなだらかなボディラインは、
理想の美しさだけでない魅力も兼ね備えています。
母乳育児で、バストアップに関係する悩みといえば、
断乳後、バストが垂れたり、ハリが無くなったり、
乳頭や乳輪の黒ずみ、肥大化することですよね
また、赤ちゃんというのは、渾身の力で、
容赦なくおっぱいを引き延ばしたり、
血が出るまで吸い付いたり、噛んだりするものなんだそうです
それが3時間おきに20分間も続いたら、
それは影響があっても当然ですよね。
また、もともと大きなバストだった方が
さらに大きく豊満になり、母乳もたくさん出たけども、
断乳後ひどく垂れてしまうこともあります
万葉集に、「垂乳根の母」と枕詞に使われるように、
そういうバストは、感謝され賞賛されるバストですから、
明るく自信を持ちましょう。
逆転の発想をすれば、適切な運動、
十分な栄養とマッサージによって、
女性ホルモンが多く分泌されているうちに、
乳房の隙間に、上手に脂肪を増やすことができたら
バストアップのまたとないチャンスです
産後授乳中は、授乳の利便性や、
サイズの変動も大きいので、専用のブラジャーを使うのが
やっぱりいいみたいです。
母乳育児を行わない場合のバストケア
授乳について、母乳育児を選ぶか、選ばないかは、
個人の考え方の問題です。
母乳育児には確かにメリットも多いのですが、
仕事や健康上の理由など、それぞれの事情がありますし、
中には、バストラインが崩れるのを恐れる人もいるでしょう
また、健康上の理由や薬の副作用によって
母乳育児をあきらめないといけない方もいるでしょう。
大丈夫、ミルクでも赤ちゃんはちゃんと育ちますので、
ただでさえ不安やストレスの多い、
産後の母乳育児は気楽にやるのがいいと
姉を見ていて、個人的には思います
出産直後から、身体はホルモンの作用によって
母乳分泌の準備をはじめています。
母乳育児を行わない場合、
赤ちゃんが乳首に吸い付く刺激によって、
ホルモンがさらに分泌されるので、
指導された以外には、赤ちゃんに乳首を吸わせないようにしましょう。
また、溜まったおっぱいを絞りだすのも、
乳腺の母乳分泌を促すことになるので、
助産士さんの指導をうけて、
乳腺の炎症を予防しつつ、断乳をしてください。
乳腺の母乳分泌が収まったら、
産後の身体をいたわりつつ、後は普通に、
バストケアを続ければいいのではないかと思います
そして、乳腺の活動がしっかり収まってから、
バストアップの乳首や乳房のマッサージは
行ったほうがいいと思います
授乳をしないことによって、
ホルモンのバランスも、通常時に早く戻ることになりますので、
一度目の生理の前に排卵が起きることがあります。
産後だから、生理がまだだからと油断しないで、
望まぬ妊娠を避けるために避妊はちゃんとしましょうね
また、産後だからといって授乳するママと同じカロリーを
摂ってしまうと確実に太りますよね
妊娠中のバスト
妊娠すると大きくなるのは、おなかだけではありません。
乳房も乳輪も授乳に備えて大きくなってきます
すでに大きなバストの方は、
体重制限と健康的な生活によって、
バストそのものはあまり増えないかもしれません。
でも、貧乳で悩んでいた方が、
2~3カップアップするのは珍しくないことです
バストアップの点だけをみると、
非常に喜ばしいことですよね
でも、妊娠期間は十ヶ月、それも、
おなかとバストが急激に大きくなるのは妊娠中期~後期からです。
半年ほどで3カップもアップしたら、
成人の皮膚の成長は、追いつきません
この時、怖いのが肉割れ、
いわゆる妊娠線とよばれる皮膚の下の真皮の断層です
真皮が断層すると、そこは元通りに直ることはなく、
皮膚の上から、色の違った波状の後が残ります。
真皮の断層部分には、結合組織が入るため、
その部分の弾力性は失われ、
しぼむと薄くなった表皮部分が縮緬皺となります
せっかく大きくなったと喜んでいると、
乳首付近など皮膚の薄いところや、
重圧がかかりやすいところに、ひっそりと出現したりします。
妊娠線は真皮が断層し、一般に痒みがあるようですが、
あまり痛みは感じないようですので、
気がついたらもうできていて、
取り返しがつかないということがよくあると言います。
予防をするためには、急激な体重増加を防ぎ、
風呂上がりなどよくチェックして、
マッサージクリームなどで、皮膚の栄養や弾力性を
高めることが効果があるようです
陥没乳首などの乳首ケアもしっかりしておくと、
授乳の際に余計な苦労をしないですむかもです