バストを支える大胸筋
バストアップの際に、「大胸筋」を鍛えるというお話は
誰もが耳にすることですよね。
これは、「大胸筋」が 、バストのトップ、乳首の位置に
関係するためです。
ツンと上をむいたバストトップは美しいバストには必要条件でしたよね。
ということで、
「美乳」を目指すのであれば、
これは必須条件とも言えます。
バストアップというのは、
バストに脂肪をつけ、バストそのものの容量を増加させる
バストのトップの位置を引き上げ高さを出す
という、大きく2つの方法に分けることが出来ます。
大胸筋は、男女ともに肋骨の上に存在する骨格筋で、
主に、肩関節を内側にまわしたり、腕を屈曲させるとき強く働きます。
そのため、大胸筋を鍛える効果的なエクササイズには
腕立て伏せやダンベル体操などがあげられます。
乳房は、「脂肪と乳腺が皮膚で包まれている風船」のようなものだとイメージしてください。
皮膚には弾力性があり、しっかり丸く包み込む力がありますが、
中身の脂肪や乳腺には、それ自体は柔らかく、
持ち上げて支えるという力がありません。
大胸筋はその風船をしっかり身体に引っ張って、
重みを支える役目をしています。
大胸筋を鍛えるとバストアップするというのは、
乳房の風船をしっかり身体にひきつけてくれるということです。
大胸筋がたるんだり、姿勢が悪く支えきれない場合、
バストは自らの重みで重力にひかれ、下垂していきます。
しかも、この「下垂」いわゆる「垂れパイ」は、
小さいから起こらないというわけでもなく、
実に、日本人のほとんどの方が、
バストの大きさに関係なく、垂れていると言われています。
しかも、それを自分でも気づいていない人がほとんどなんです。
大胸筋を鍛えることは、前にツンと飛び出た、
美しいおわん型や釣鐘型のバストを維持するために
とても大切です。
ただ、大胸筋を鍛えても、バストそのものの大きさにはあまり影響が出ません。
しいて言えば、バストの土台としての厚みが増す程度です。
でも、下垂したバストを上に持ち上げるだけでも、
バストに高さが出るので、バストアップに繋がるというわけです。
バストの構造
ダイエットをすると、まず最初にバストの脂肪が減って、
バストが小さくなったり、垂れてしまったと言う話をよく耳にしますよね
バストアップを目指すには、まずバストについてよく知らなくては、
努力に成果がついていきません
成人女性のバスト、つまり乳房の構成は、
大きく「大胸筋」、「乳腺」、「脂肪組織」、「皮膚」で構成されています。
それぞれの役割を見てみましょう。
【大胸筋】
バストアップの話題のとき、よくとりあげられる大胸筋は、
乳房支える基盤となる筋肉です。
大胸筋が弱い人や大胸筋が緩む猫背の人は、
乳房が垂れてみえてしまいます。
せっかく理想的な美しいバストをもっている人でも、
姿勢が悪くては宝の持ち腐れ、背筋を伸ばし、姿勢を意識しましょうね。
【乳腺】
次に、乳腺は出産後に母乳を作るのが主な働きの組織です。
普段はバストの張りや形に関係してきます。
乳腺がしっかり発達したバストは弾力性に富み、
前にしっかり突き出て、若々しく健康そうです。
【脂肪組織】
そして、脂肪組織は乳房の柔らかさ、ボリューム、ラインの美しさに関係します。
乳房の組織の9割は脂肪なのです。
【皮膚】
バストの組織の外側を守る皮膚は、他の部分の皮膚と基本的に同じです。
普段、日焼けをしない場所なので、白く乾燥に弱い傾向があります。
真皮のなかのコラーゲン組織が網のようにバストを包み、
バストの形をキープし保っています。
成長期や、妊娠中、もしくは急激な体重増加によって、
急激にバストがふくよかになると、皮膚は限界をこえて伸ばされ、
真皮に亀裂がはいり、肉割れが生じることがあります。
これに対し、皮膚を柔らかく伸びやすくしておくことが予防になります。